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車でコンセント?インバーターとは

様々な電子機器がコンパクトになり、持ち運び可能になると同時に、それらはあらゆる利用シーンに進出することになりました。従来では再生デッキとテレビを組み合わせなければいけなかったDVDや、CDコンポで聴いていた音楽は携帯再生端末に何百・何千と格納されいつでもどこでも好きなプレイリストを再生できるようになりました。そしてノートパソコンも小型化、軽量化が進み、場所を選ばず仕事やインターネットが行えるようになりました。加えてノートパソコンよりも手軽にインターネットを楽しむことができるタブレット端末などもとても多くの機種が発売されています。携帯電話以外での移動中のインターネット環境も整い、データをそれぞれの端末間で共有化する仕組みも整いました。私たちは場所や時を選ばず同じデータを参照しながら同じ作業が出来るようになったのです。
そのフィールドはもちろん「車の中」にも拡大されました。さすがに運転しながらノートパソコンを操作するわけにはいきませんが、同乗者であればモバイルルーターとノートパソコン・タブレット端末でインターネットやそれを用いた仕事を行うことが可能になったのです。そのために必要不可欠なのが「電力」です。近年のモバイル端末は機能が飛躍的に向上しましたが、反面バッテリーの消耗が顕著になりました。複雑なオペレーションなどを繰り返していると、充電は見る間に減っていくのです。もちろん、充電がなくなってしまえば作業することは出来ませんから、予備のバッテリーなどを用意して電源を確保する必要があります。
実は、「車の中」であればこれらの機器に対する「電源」が確保できることがあります。ほとんどの車には「シガーチャーチャー」と呼ばれる装置が付いています。これは簡易ライターとしても機能するものなのですが、ここを経由して自動車を電源化することが可能なのです。そのような機器を「インバーター」と呼んだりします。シガーチャージャーと接続し、エネルギーを電力に変換します。それらは様々な電源コネクタから各端末に供給されることになります。最近発売されているこれらのインバーターは、モバイル情報通信端末への電力供給を前提としたものが多くあります。モバイル端末は充電をUSBコネクタやその他専用コネクタから行うものが多くなってきているので、それらの仕様にあわせた規格が増えてきているのです。
このアイテムにより、仕事での移動中なども同乗者は安定した電力を供給されながら業務を続けることが出来ますし、小型で持ち運びが可能となった様々な電子機器を動作させることが可能となります。そのくみあわせや利用シーンは無限大に広がり、複数人でのドライブ体験がこれまでにない新たなものになることでしょう。車載用インバーターは情報通信端末が小型化し、汎用化した今だからこそ改めて需要が生じたアイテムといえるのではないでしょうか。ロングドライブでノートパソコンを利用するという時代になっているのです。